これからの寒い季節鍋を囲む機会も多くなると思いますが、そこで気をつけなければならないのが「鍋のマナー」です。
身内や友人などの親しい仲だけの鍋であればそこまでマナーを気にする必要も無いと思いますが、知人、恋人、会社の上司や後輩などと鍋をするのであれば気にしない訳にはいきません。
それを疎かにするとお互いの仲を深めるはずが、鍋での嫌われる行為が原因で心が離れていってしまう恐れがあります。
正しい鍋のマナー全てを覚えることは大変なので、「とくダネ!」で特集されていた嫌われる鍋の行為TOP3を紹介したいと思います。
1.直箸
食材を鍋に継ぎ足したり、鍋から具を取り分けたりする際に自身が使用した箸で行う人がいます。それは食材や鍋の中身にその人の唾液が混ざってしまうことになります。それは不衛生ですし、相手に不快な思いを与えてしまいます。
また直箸で生肉に触れてしまうと食中毒になる恐れもありますし、豆腐を箸で取り分けると形が崩れボロボロになるので、食材によって菜箸やオタマなどを使い分けましょう。
2.逆さ箸
直箸だと自身の唾液が食材に付着することを考慮して、箸を逆さに持って食材を取り分ける人も多いと思います。気を遣っての行為だと思いますが、手が触れていた部分が食材に触れるので衛生的ではありません。直箸も同じことが言えますが、嫌いな人がこのような行為をしていたら不快指数も高くなります。自分がそう思われている可能性もあると考え、無難に菜箸などで食材を取り分けましょう。
3.食材の入れるタイミング
鍋の中身を途切れさせないように矢継ぎ早に食材を投入する人もいれば、鍋が煮詰まったら全ての食材を平らげてから投入する人もいます。それぞれの鍋のポリシーによって、他人の食材を入れるタイミングにイライラしてしまい、時にはケンカになることもあるようです。それを防ぐには、自分だけのやり方だけでなく相手も尊重した食材投入のタイミングが必要になります。ですから相手がどのようなタイプなのか会話から探ってみましょう。
鍋でのマナーは自分がされたら嫌だなと思うことはやらない、また相手が嫌だと思いそうなことはやらないことが最低限のマナーだと思います。そこでの作法が各家庭の躾が見えてきますので、恥をかかない為にも意識することが大切です。
また「鍋をすると仲がよくなる」と言われていますが、そもそもこれは本当なのか疑問に思ってしまいますが、とくダネ!の実験検証によるとどうやら事実のようです。
鍋・普通の料理・焼き肉の場合を比較すると、鍋の方がリラックスしている指標でもあるアルファ波が多く分泌され、人と打ち解けやすい効果があるようです。
ですから仲を深めていきたいと思っている人と、正しいマナーで鍋を囲んでみてはいかがでしょうか。