あさイチで希少糖が特集されていました。希少糖が使用された物であれば、甘い物を食べても太らないということで、ダイエット中の身である者としてはとても興味深い内容でした。
「希少糖」は香川県のある小学校の給食のメニューで使用されるようになり、現在密かに注目を集めています。希少糖はその名の通り自然界にごくわずかしか存在しない珍しい糖ですが、香川大学の希少糖研究センターにて世界で初めて量産に成功することが出来たそうです。
そんな希少糖ですがなぜ注目を集めているのかと言うと、希少糖には生活習慣病を改善してくれるのではないかと期待されているからなのです。なぜ生活習慣病を改善することができるのか、また希少糖には一体どんな効果が隠されているのか紹介していきたいと思います。
希少糖プシコースの効果とは?
あさイチで紹介されていた研究結果によると、34名の成人に希少糖入りシロップと希少糖無しシロップを12週間毎日30g摂取した時の体重変化を比較してみると、希少糖入りシロップの方が平均で-2kgの体重変化がありました。
なぜ-2kgの体重変化があったのかというと、それは希少糖であるプシコースの働きによるものなのです。プシコースが体内に入るとブドウ糖が吸収されるのを抑制してくれ、急激な血糖値の上昇を防いでくれます。また砂糖は1gで4kcalに対し、プシコースは殆どカロリーが無く、その上砂糖の70%の甘みがあると言われています。ですからカロリー制限をせざるを得ないダイエット中や、糖尿病患者の方でもプシコースを使用することで甘い物を口にすることが出来るのです。
プシコースの効果については以下も参考にしてみてください。
ラットによる動物実験で「食後の血糖値上昇を緩やかにする」[9]、「内臓脂肪の蓄積を抑える」[10]、「動脈硬化になりにくい」といった研究結果が報告されている。しかし、加熱調理によりプシコースが減少するため食後の血糖値上昇抑制作用は影響を受け、非加熱状態と比較し効果が減少されていることが報告されている[11]。また、かりんとうなどのより高温での調理が行われるものでは上昇抑制の効果は減少の度合いが大きい[11]。出典:プシコース - Wikipedia
希少糖プシコースはどうやって手に入れるの?
記事冒頭で希少糖であるプシコースは希少糖研究センターにて量産に成功することが出来たと述べましたが、まだまだ市場に出回るほどの規模じゃないそうです。ですからそのプシコースを手に入れるのであれば、1グラム1万円はくだらないそうなので毎日の食事で使用するのは、現実的ではありませんね。
そこで希少糖製品をネットショップなどで口コミをチェックしてみると、希少糖の割合が低い物が多く逆に血糖値を上げる原因でもあるブドウ糖が使用されている割合が高い製品もあるようです。それだと効果があるかイマイチ分かりませんので、購入する際は慎重になった方が良いかもしれませんね。
ちなみにプシコースはこのズイナという植物から微量に抽出することが出来るそうですが、希少糖研究センターの独自の技術により果物からも生成することが出来るようになったみたいです。

個人的には希少糖プシコース100%製品が安価で市場に出回るまで静観しようと思います。