by かわちゃん  
hana01.png

花粉症の方にとって「今年の花粉は多い?少ない?」という情報は、一喜一憂せざるをえない重要な問題です。シーズンに備えてしっかり準備をするためにも、今のところ各専門機関から出されている2014年の花粉予測をもとに、特徴をまとめておきましょう。

まず、花粉は俗に「1年ごとに多い年と少ない年が繰り返す」といわれています。九州などエリアによってはあまり差がでないこともありますが、この法則にのっとって考えると、2013年はものすごく花粉の飛散量が多く、悩まされた人が多かった年でしたから、2014年は「少なくなる」という予想が立てられます。となると一安心、といったところですが、スギ花粉の飛散量はその年の気候条件も大きく影響してきます。特に影響の大きい夏の様子から、もう少し詳しく2014年花粉の特徴をみていきます。


2014年の花粉の飛散量は?


kafunhisanryo14.jpg
出典:2014年春の花粉飛散予測(第3回)(日直予報士) - 日本気象協会 tenki.jp

スギ花粉は、スギの枝についている雄花が、雌花に受粉させるために飛ばします。その時期は毎年2月から3月で、ほんの5mmの雄花の中に40万個入っているともいわれている花粉が一気に飛ばされるわけですから、花粉症の方が苦しむのも不思議ではありません。またスギ花粉はそのまま肌についただけでもアレルギーを引き起こしてしまう上、破裂によってさらに中からもアレルギー源となりうるたんぱく質もでてきてしまうので、非常に厄介なのです。

「雄花の量が多ければ多いほど花粉がたくさん飛ぶ」ということになりますが、雄花の数は一体いつ決まるのかといえば、前の年の夏。つまり2014年の花粉の特徴には、2013年の夏の気候が関わっているのです。スギの雄花は一般的に、夏にたくさん太陽の光を浴びる機会があるとよく育ちます。要するに、「今年の夏は暑くて大変だった」というような時に雄花は盛んに育つと考えられるのです。

さて、2013年はどうだったでしょうか。思い返してみると、連日熱中症のニュースが次から次へと伝えられていたくらい、厚い夏でした。
2013年の夏は、全国で暑夏となりました。特に、西日本の夏平均気温平年差は+1.2℃となり、統計を開始した1946年以降で最も高くなりました

(中略)

8月上旬後半〜中旬前半の高温ピーク時には、東・西日本太平洋側を中心に気温が著しく高くなりました

(中略)

今夏に日最高気温の高い記録を更新した地点は143地点日最低気温の高い記録を更新した地点は93地点に上りました
出典:平成25年(2013年)夏の日本の極端な天候について:1.天候の特徴

データを見てみても、気温が高く晴れた日が多かったこと、雨が少なかったことがわかります。スギの雄花にとっては絶好の生育環境だったわけです。ただし、こちらも記憶に新しい方が多いと思いますが、日本の一部地域では豪雨による水害も出ていました。そのため、豪雨にみまわれた東北、近畿、山陰では、雄花の生育が妨げられた可能性があります。

夏に芽を出した雄花は、秋ごろに目でみて数が確認できるくらいになります。この雄花の数を目視で確認したデータによると、これだけ生育に適した条件が揃っていたにも関わらず、雄花の数は例年よりも少なめとなっている地域が多いそうです。やはり「1年ごとに多い年と少ない年がくる」という傾向は大きいということがわかりますが、東海から九州にかけての地域では雄花の数はいつも通り、もしくは去年に比べたら多いという調査結果が出ています。

データをトータルして、全国的に予測をすると「例年より少なめ、去年よりはかなり少なめ」が2014年の花粉飛散量の特徴ということになりますが、エリアによって差も激しいということにも注目しておく必要がありそうです。近畿と四国は要注意。飛散量の多かった去年に比べても、10%から20%増しの飛散量がありそうです。その他の地域の方は、今年は少し落ち着いて過ごせるかもしれません。


2014年の花粉の飛散時期は?


kafunzensen14.jpg
出典:花粉情報 - 日本気象協会 tenki.jp

花粉の飛散時期も気になるところですね。気温が低いほうが花粉が飛び始める時期は遅くなりますが、特にその影響を強く受けるのが日本海側のエリアです。2014年は2月と3月の気温が北日本と東日本でいつもよりも低いという予測がされているので、東日本以北の日本海側では花粉の飛び始めは遅くなりそうだと考えられます。場合によっては日本海側でなくても、東日本以北は遅くなるかもしれません。東海から西はほぼ例年通り、2月中旬までには飛び始める可能性が高いでしょう。

とはいえ、花粉症の方は経験をもってご存知の通り、「今年は寒いからまだまだ飛ばないかな」なんて油断をしていると、いきなりあたたかい日がやってきて、一気に花粉症が出始める、ということもあります。日本の冬は乾燥していて低湿度、ここに一定以上の温度と風という2つの要素が揃えば、花粉は絶好の機会とばかり、予測より早い時期でもどんどん飛び始めます。この傾向は飛び始めたあとでも続くので、シーズン中に雨など湿度が高くて気温の低い日があると、花粉症の方もほっと一段落となるわけです。

以上、2014年の花粉の特徴をまとめてみました。全国的には「去年より楽」という印象になることと思いますが、備えあれば憂いなし。日々体調と準備のをしっかり整えて、花粉シーズンでもストレスなく過ごせるよう心がけておきたいものです。

コメント

0 件
コメントをどうぞ
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック

0 件

スポンサーリンク

Page Top ↑
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。